シラバス参照

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講義名 人間の生と性
(副題) 教養教育課程/1年
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 小平

担当教員
氏名
◎ 水野 哲夫

授業科目の位置づけ/目的 【大学】教養教育課程科目
授業科目の到達目標 ・人間の生と性に関する最新の科学的で正確な知見を得る。
・人間の性を人権としてとらえる視点を獲得する。
・ジェンダー・セクシュアリティ平等に関する理解を深める。
・性的自己決定権という概念についての理解を深める。
・性的自己決定能力を高める。
・より良い人間関係をつくる視点と力量を獲得する。
授業の概要 人間にとっての性の意味、性別ということの意味を考える。性の多様性について理解する。セックスとジェンダーという概念を深める。妊娠と避妊、性感染症、人間関係と暴力と性、性の商品化など性をめぐる諸問題についての認識を深める。



授業計画と授業内容
内容
第1回シラバスにもとづく講義内容の説明。受講生の意識調査。人間にとって性的関係の意味とは。

人間にとっての性の意味をあらためて考え、とらえ直す。
第2回性別という問題を考える。人間の属性と性別。性別決定のメカニズム。
身体の性、性自認、性的自己表現、性的指向、法律上の性を考える
性は多様であり、個別であり、分野によってはグラデーションをなしていることを知る。
性を考える広い視野を獲得する。
第3回人間の性にかかわる身体の仕組み=性機能とそれをめぐる悩みについて。(1)

科学的に性を見つめる第一歩とする。
性をめぐる悩みを知り、その解決のための適切な方法を知る。


第4回人間の性にかかわる身体の仕組み=性機能とそれをめぐる悩みについて。(2)

第5回妊娠・出産のメカニズムと避妊、人工妊娠中絶をめぐる問題について。
第6回性感染症。性感染症と関係性。

性感染症に関する基礎的知識を獲得する。
予防と治療には関係性のあり方が深くかかわっていることを知る。
第7回暴力、人間関係、性 (1)
第8回暴力、人間関係、性 (2)
第9回暴力、人間関係、性 (3)
第10回多様な性と現代社会(1)
第11回多様な性と現代社会(2)
第12回多様な性と現代社会(3)
第13回性の権利としての包括的性教育(1)
第14回性の権利としての包括的性教育(2)
第15回性の権利としての包括的性教育(2)
第16回 
授業外における学習について 第1回の授業はガイダンスです。これに出席し、自分の目で授業内容や雰囲気などを確かめて選択することをお勧めします。
テキストには、講義では扱いきれないテーマも数多くあります。
自分の知見を広げるためにも、ぜひ熟読されることをおすすめします。
成績評価方法と評価基準 期日を決めて(2月はじめ)レポートを提出してもらいます。そのレポートでの評価が70%です。
毎回の授業参加と講義後に提出するリアクションペーパーでの評価が30%です。
【フィードバックの方法】
テキスト 『ヒューマン・セクソロジー 生きていること、生きていくこと、もっと深く考えたい』狛 潤一、佐藤明子、水野哲夫、村瀬幸浩 共著 子どもの未来社 
ISBN 978-4-86412-111-8
連絡先(メールアドレス) nowar1021@yahoo.co.jp